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埼玉県立小児医療センター移転の問題点まとめ

カテゴリ: 病院建設問題

 3月26日に閉会した埼玉県議会2月定例会では、県立小児医療センター移転建設工事の補正予算55億円を巡り、自民党県議団が異例の予算案修正・可決、そして県側は再議する姿勢を示し、議会は騒然となりましたが最終的には4月に臨時議会を開き議案の再提出という形で落ち着いたようです。
 病院建設は、昨年末に随意契約で施工業者が決定。2月にはさいたま赤十字病院との合同起工式も行われて工事も本格的に動き出しています。
 小児医療センター移転については、その構想の発表からこれまでの3年間に様々な問題が巻き起こりました。もう後戻りはできないのでしょうが、私なりに一度まとめてみようと思います。

さいたま新都心駅の改札を抜けてけやき広場方面へ 建設工事が進む8-1A街区
新病院のイメージ 風に泳ぐ鯉のぼりと埼玉県立小児医療センター


 2011年6月2日、上田県知事と清水さいたま市長が共同記者会見し、さいたま赤十字病院と県立小児医療センターをさいたま新都心第8-1A街区へ移転・集約する計画を発表しました。2011年7月の埼玉県知事選挙における上田氏の目玉公約のひとつとなったわけですが、思いつきとも取られかねない突然の発表に患者家族、周辺自治体、そして移転先近隣の住民・企業からも戸惑いと移転反対の声が上がっています。


センター設立当時の記録によれば
埼玉県東部地区の乳幼児死亡率は他と比べ高く、東部地区に小児病院が必要であった。目指す病院は3次医療としての小児専門病院で、患者、家族にとって利用の便が良いこと、更に対象である子どもたちが『静かで明るく温かな雰囲気のなかで希望をもって療養生活が送れる』、そのためには周囲の環境が良好であること、機能を果たすためには面積の確保も重要である。最新の医療設備、優秀な医師、そして温かくサポートしてくれる看護婦を確保し、また、建物と周辺環境との調和を大事に、親子のきずな、ふれあいを表現した院内の施設にも心を砕いている。病院の周辺は緑がいっぱい、にも関わらず、院内に改めて小公園を造り、そこには四季それぞれに花を咲かせる植栽が、やすらぎ・ゆとり・思いやりを配慮して建物は低層、壁の色、トイレや洗面所のタイル1枚まで心配り、気配りが施された“病院らしくない病院”それが現在の小児医療センターである。」

とあります。さいたま新都心の環境は現在の施設とは真逆であり、設立の当時の理念が踏みにじられると言っても過言ではありません。
 また現在の小児医療センターは小児3次医療機関であると同時に埼玉県東部(東北部、東南部を含む)地区の中核的な小児2次救急医療機関の役割も果していることから小児医療センターがさいたま新都心に移転することによって県東部地区の小児医療が後退、崩壊する恐れもあります。


小児医療センターの患者家族からは
 長期通院する子どものために、わざわざ病院近くに移住してきた患者・家族も少なくありません。小児医療センターがさいたま新都心に移転になれば、通院のために現住所を変更せざるを得なくなる患者・家族も多いことが予想され、その経済的追加負担は非常に大きなものとなります。「現在地存続」の署名は2014年2月の時点で15万人近くになってます。
 難病の子どもたちの多くは、電車やバスでの通院が難しく、車で病院へ通っていますが、新都心へ移転すると大宮中心街の渋滞を通らなくてはなりません。常に痰や唾液の吸引を必要とする子ども、人工呼吸器をつけて通院する子どもにとっては、命にかかわる問題です。
 また、両病院に出入りする救急車は年間1万台近くと見込まれています。現在でさえ交通量の激しい大宮駅、新都心駅周辺の交通事情はどうなってしまうのか?不安が募ります。

 さいたま市は、新設される小児医療センター内に、地域住民の利用を目的とした乳幼児向けの保育施設(保育園・子育て支援センター)を設置する予定でした。
 しかし保育所は年中感染症が流行しており、その感染症が小児医療センターの患者へうつる懸念があります。中には抵抗力が弱い患者もいて、感染症にかかった場合は重症化する恐れがあり、絶対に避けなければなりません。
 市内の各医師会は保育所等の設置に対する意見書で感染症対策の必要性を市に提言。
・小児医療センターと保育所、子育て支援センターが同じ建物に設置されている環境は、患者と保育所等を利用する乳幼児双方において感染症などのリスクが高まる。
・外来患者や病院関係者の集中する時間と保育園児の通園時間が重なることが予想され、交通渋滞により重症患者搬送に支障をきたすことが懸念される。
 これらの意見も踏まえ、市はセンター内への保育施設設置を見直しました。
 このことひとつとっても、行政の視線の先に本当に患者があるのか?甚だ疑問です。


医療の現場からは
医師であり、県議会議員の日下部伸三氏(無所属)が自身のHP上で「岩槻に一定機能の存続」という上田知事の発言について次のように述べています。

 議員各位と執行部の皆様にご理解頂きたいのは、医療現場はぎりぎりの所で当直をやりくりしており、一人でも欠けるとその負担は残った医者にかかって来ます。医師の場合、看護師と違って当直明けが無く、一睡もできない当直勤務の翌日も通常勤務で36時間連続勤務は当たり前です。この状況で当直回数が週1回以上になると医師はその病院を辞めて行きます。ここに埼玉県の救急医療崩壊の原因があります。

 岩槻に小児医療センターの一定機能を存続させるなら、わざわざ戦力を分散して、都心部に小児医療センターと特別支援学校を移転させる必要はなく、小児医療センターは現地建て替えで、新都心は日赤だけで良いのではないでしょうか。

 岩槻に病院機能を残すことの是非について知事の発言は二転三転していましたが、一応機能を存続させることで決定したようです。ただしその内容については現在もはっきり決まっていません。
 名和病院事業管理者は県議会の一般質問に答えて、小児医療センターの一部機能を残すことについて、新病院の移転に間に合うよう、2014年秋までに存続機能の基本方針をまとめると答弁しています。

 患者や、その家族の立場にたったとき、なんともやりきれない思いがします。今後のことはまだわからない部分もありますが、行政はまず利用者・患者の目線で考えて頂きたいと強く思います。


〈関連リンク〉
知事記者会見発言要旨(23.6.2)

小児医療センター移転について
社説 蓮田新聞ウェブリブログ

「県立小児医療センターの新都心移転に対する反対討論」
日下部伸三のホームページ

患者にメリットないんじゃない?埼玉県立小児医療センター移転の話
マメさんのぶろぐ

テーマ:「埼玉県立小児医療センター」の記事
まめさんのブログ
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編集 / 2014.04.11 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑

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