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埼玉県、埼玉高速鉄道の自力再建を断念 事業再生ADRの申請へ

カテゴリ: 地下鉄延伸問題

前回の投稿で、次回は〝埼玉高速鉄道の現状について〟と書いたところ、タイミングよく日本経済新聞の電子版に以下の記事が載りました。

埼玉高速鉄道、年内に事業再生ADR申請
2014年9月5日付 日本経済新聞

 埼玉県やさいたま市が出資する第三セクターの埼玉高速鉄道は、年内に私的整理手法の一つである事業再生ADR(裁判外紛争解決)を申請する方針を固めた。県や市からの借入金(*1)を株式に振り替えるデット・エクイティ・スワップ(DES)も検討する。輸送人員が計画ほど伸びず(*2)、負債がかさんだため県は7月に自力再建を断念する方針を表明していた。有利子負債を圧縮し、早期の経営再建を図る。

 事業再生ADRは私的整理の一種で、第三者機関の事業再生実務家協会(東京・千代田)に申請する。法的整理をすれば鉄道運行に支障が出る可能性もあることからこうした手法を採用した。来年の早い時期にADRの協議を終えることを目指す。

 埼玉高速鉄道の有利子負債額は2014年3月期末で1161億円(*3) に上る。県や市は同社の民間金融機関からの債務を肩代わりするため、第三セクター等改革推進債(三セク債)を起債する方針を決めている。県などはADRの協議が整った後で、三セク債を起債申請する予定だ。三セク債の起債額は民間金融機関の融資額(*4) を踏まえて、300億~400億円規模とみられる。

 県やさいたま市から同社への融資については、借入金を株式に振り替えるDESを実施する方向で調整に入る。実質的な返済免除ともいえる手法で、有利子負債の圧縮につなげる。3月末時点で埼玉県が約160億円、さいたま市が約16億円、川口市が約65億円を貸し付けており、DESの規模は200億円規模を軸に検討するもようだ。

 このほか、鉄道建設・運輸施設整備支援機構からの借入金約500億円については返済条件変更(リスケジュール)などを求めていく。

 埼玉高速鉄道は東京メトロ南北線と川口市内、さいたま市内を結ぶ14.6キロの路線。輸送人員が伸び悩み2001年3月の開業以来、14年3月期まで連続して最終赤字が続いている。巨額の有利子負債の利払い負担が重く、経営再建が急務になっていた。

 同社には県や川口市、さいたま市のほか東京地下鉄や日本政策投資銀行、埼玉りそな銀行などが出資している。



開業以来24期連続の赤字運営である埼玉高速鉄道(SR)。2014年3月期決算も最終利益は29億円の赤字となりました。1161億円もの巨額の負債を抱えていますが、これでも、開業から13年の間に自治体が補助金などで400億円以上負担して減らしてきた経緯があります。
記事の冒頭にも書かれていますが、そもそも埼玉高速鉄道は県や市が出資してできた会社です。更にDESで自治体からの借金を株式化して増資するといっても、赤字企業の株などいくらあっても仕方がありません。事実上の借金棒引きです。
金融機関からの借金もその大半を三セク債(*5)というかたちで肩代わり。この赤字の地下鉄にどこまで公金を注ぎ込めば気が済むのでしょうか。

2020年開催が決まった東京オリンピックのサッカー会場として、埼玉スタジアムが選ばれました。最寄り駅は浦和美園駅ですが、サッカ-場まで1.2㎞と微妙に距離があります。
なぜもっとスタジアムの間近に駅を建設できなかったのかは大きな疑問ですが、このままでは世界各国から訪れる観客に対して不便であることから、埼玉県ではスタジアムまでの地下鉄延伸をオリンピックまでに前倒しして建設しようという動きがあり、県議会の6月定例会でも延伸の決議が採択されています。

更に岩槻延伸を視野に入れ、さいたま市では浦和美園周辺の開発に今年度だけで125億円もの巨額の公費を投じています。
また、昨年9月から岩槻-浦和美園間に1日8便、快速バスを走らせています。市は補助金として3060万円を支払っていますが、利用者は1日当たり、たったの80人程というお粗末な有様です。利用者低迷の原因を市は、沿線住民の少なさを挙げています。つまり、そこに地下鉄を延伸しても乗客はほとんどいないと、答えが出たようです。
需要があるからインフラ整備をするというのが順当な考えで、鉄道を敷くために街を作るというのでは、本末転倒であると思います。

(*1) 県や市からの借入金は240億円
(*2) 開業前の乗客予想は1日15万人、14年3月期の1日あたり輸送人員は約9万2500人
(*3) 地下鉄7号線 赤羽岩淵-浦和美園間(=埼玉高速鉄道) の総建設費2,587億円(周辺開発費は含まず)、内借入金は1,575億円。1161億円まで圧縮したのは、県や市が補充金などで穴埋めしたため
(*4) 民間金融機関の融資額は440億円
(*5) 第三セクター等改革推進債
 総務省が5年間(2009~13年度)の特例で、第三セクターなどの解散や再建を条件に発行を認めた地方債。議会の議決と、総務相または都道府県知事の許可が必要で、今年5月31日までに計画を出して承認されれば発行できる。金融機関からの借り入れより金利が低く、また、利率の半分を上限に、金利の一部を国が負担する。10年以内の償還が原則だが、それを超える期間も設定できる。

【関連リンク】
埼玉高速鉄道、年内に事業再生ADR申請
2014/9/5 日本経済新聞 電子版

埼玉高速鉄道延伸に暗雲 利用調査低迷、建設費上振れ
2014/7/15 日本経済新聞 電子版

地下鉄7号線の早期延伸と埼玉スタジアムまでの先行整備を求める決議
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編集 / 2014.09.10 / コメント: 6 / トラックバック: 0 / PageTop↑

コメント

No title

はじめまして。
<span style="background-color:#FFFF00;">埼玉高速</span>は予想より利用客は伸び悩んでいるみたいですね。
やっぱり乗り入れているのが南北線だし運賃が高いから敬遠されがちなのかもしれません。
仮に蓮田まで延びたとしても宇都宮線または野田線の混雑緩和になると思いますかそれとも全然ならないと思いますか?私は野田線の混雑緩和には 岩槻付近の人が多少うつるから少し貢献だろうけど宇都宮線の混雑緩和には全くならないと思います。宇都宮線の方が大宮から事実上快速運転だしはやく都内に着きますからね。
長々と失礼しました。

[ 2015.01.13 12:59 | 花 | URL | 編集 ]

No title

花 様
 五代目と申します。コメントを頂き、ありがとうございます。
 確かに、SRの運賃の高さには定評がありますね。通勤に使わないよう通達を出している会社もあると聞いたことがあります。埼玉高額鉄道などと揶揄されるのもうなずけます。
 地下鉄延伸は岩槻の悲願であり、それを前提に家を購入した方などには誠にお気の毒と思いますが、人口減少社会の到来した現在、やはり、選択と集中は必要なのだと考えます。公費を使う以上当然のことと思うのですが、埼玉県は是が非でも延伸を進める考えのようで困ります。そんな無理をしても、戦前に廃線になった「武州鉄道」の二の舞になるだけのように思えるのですが…。

>>長々と失礼しました。

こちらこそ、まとまりのない返信で申し訳ありません。
当ブログは、時々更新していますので気が向いたときにでもご覧頂ければと思います。失礼いたします。

[ 2015.01.13 21:52 | 五代目 | URL | 編集 ]

No title

御無沙汰しております。 宇都宮線は最近沿線開発が進んでいて特に東大宮、蓮田に顕著にみられると知人からお伺いしました。
もし埼玉高速が蓮田まで繋がったら逆に岩槻付近で今まで野田線で大宮まで出てJRで都心へ出てた人が逆に蓮田経由で宇都宮線ルートに変えてかえって宇都宮線の混雑が酷くなってしまいそうな気がしますがどうですか?
ちなみに私はとり鉄が趣味で大宮にたまに行きますが夕方の宇都宮線特に何故か知らないけど通勤快速の後の各駅停車は本当に凄いです。一回じゃドアが閉まらないどころじゃなく乗れないです。
私は京王線沿線に住んでいますが明大前出るときの特急よりずっと凄いです。通勤快速は多分大宮の次久喜で前述した東大宮、蓮田といった住宅街止まらないのが理由だと思いますが混んではいるけど意外とゆとりがある 車内状況といった感じです。
話ずれますが埼玉高速利用客延ばすには国際興業バスと提携して沿線に頻繁に走らせるとか何かPR する、いや道はかなり険しいでしょうね。
長々と失礼しました。

[ 2015.06.17 20:23 | 花 | URL | 編集 ]

Re: No title

花様
前回のコメントから半年近くでしょうか。こちらこそ大変ご無沙汰をしております。
花様の言う〝SRから蓮田経由で宇都宮線ルート〟という考え方、目から鱗でした。
しかし、その心配は少々杞憂なのではないでしょうか。
もしも、蓮田までの延伸計画が実行に移されたとしても、それが実現する頃には、40代半ばの私などはこの世の者ではなくなっていることでしょう。なぜなら、地下鉄7号線の最初の計画が示されてから、既に半世紀近くの時が過ぎているからです。
もっとも、この地下鉄延伸について、自分は反対の立場ですので、今後もブログなど自分にできる範囲で意見を表明し、この地下鉄延伸問題と闘っていきたいと思っています。

最近仕事の関係で、ブログの更新が滞りがちで申し訳なく思っています。
もしよろしければ、また当ブログを覗いてください。  五代目 拝

[ 2015.06.18 22:25 | 五代目 | URL | 編集 ]

初めまして。

五代目様
Twitterでもお世話になっております。
昔Yahoo!掲示板で見たことがあったのですが、SRで通勤してる人で会社から言われたことがあるのは「川口から東京へ来るのに、距離からしてなぜ横浜から東京よりも運賃がこんなにも高いんだ?」「短距離なのに、こんなにも高い運賃なら他の経路で来てもらえないか?」と言われた人もいるみたいでしたよ!
また、それだけでなく2001年開業当初で新聞を見て驚いたのが、沿線の国際興業バスが利用客が減ることを見込んで減便、廃止に踏み切っていたのが、予想以上にSRを使わず、これまで通りバスと京浜東北線を利用するのが多かったために、バス事業者はまた以前の本数で復活させざるを得ないという、なんとも考え難い“アホな”事態となっていたのですよね‼?

この予想外の巨額な投資の無駄使いとなっている以上、その責任を問う問題について“厳しく”追及しなければならないという立場であるのが、これ以上の愚の骨頂な岩槻への延伸なんてのは、言語道断で非常に許し難いところですよね!!?(怒)
議会では、これ以上の延伸に猛反発してる議員は吉田氏しかおらず、政党はすべて賛成で進めてるのかというところですよね??(怒)

この問題は、トップの清水市長を始めとする賛成派の議員に対して、国会でいったら問責決議案、都議会だったら舛添、猪瀬問題で検討されてた百条委員会でも立ち上げてもらって、この超非常識な不採算で、巨額赤字での税金の無駄使いで垂れ流す発想、また開業してからこれまでの巨額赤字の採算面に対しては全く目を向ける気がない態度に対して、“徹底的に厳しく丸裸にでもしてやるくらい”に責任を問う追及をしてもらいたいところですね!!?(怒)

あとさらには、TBS等民放各社に対しても市長を始めとするその推進派議員のヤツらに対して、“きちんと肝心の質問の意図に答えてくれるまで”、徹底的に厳しく責任を追及する取材で報道もしてやるのが、一番いいというところだと思いますよね‼?
特にTBSのマルトク取材ですね??

[ 2016.12.19 12:36 | ken | URL | 編集 ]

Re: 初めまして。

ken 様
こちらでははじめまして
コメントの返信が遅くなり大変申し訳ありません

さて、頂いたコメントの冒頭の〝通勤経路をSR以外で〟という話は私も聞いたことがあります。さすが、埼玉高額鉄道という会社名は伊達ではありませんねww
また、国際興業バスの復活の話は初耳でした。情報ありがとうございます。

SRの岩槻延伸STOP! は、吉田一郎市議の前回の市長選での公約にして、出馬する最大の目的であったわけですが、吉田さんのまさに身を削るような行動のおかげで、状況は少しずつ変わりつつあるように思います。
市政レポート12月特別号にもあるように、まずは吉田プラン(東武野田線と伊勢崎線の直通運転)の実現化。
更に、最近私が応援している見沼区の高子景市議(自民党)が、吉田さんとタッグを組んで、延伸のルートを美園-岩槻から美園-片柳に変更すべく、片柳ルートの採算性調査の実行を市の執行部に働きかけるという動きもあるようです。

勿論まだまだ予断を許さない状況ではありますが、ほんの少しでも、明るい兆しが見えた思いです。
今後とも吉田一郎氏の活動にご支援頂ければ幸いに思います。

最後になりましたが、ken 様 コメントありがとうございました。   五代目

[ 2016.12.23 17:00 | 五代目 | URL | 編集 ]


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